貿易業 実績紹介①


 個別にオファーを抱いてから、調達先・製造委託先などを用意し、貿易の仕事させてもらっています。

 これまで携わった仕事は「建材・鉄鋼材」「縫製」「工業用設備」に関してです。


1.建材・鉄鋼材関係

 まだまだ外注先としての中国は十分に競争力があります。けれど、人件費の上昇具合やトラブルの発生度合、将来を見越しての先進的な取り組みとしてチャイナ+1がタイ。その次(チャイナ+1+1)としてベトナムという考えを持った企業がベトナムに着目しています。

 鉄鋼材でいうと、材料を中国から輸入しているため、まだまだ価格競争でベトナムは中国に及びません。けれど、人手が必要となる労働集約型の業界にとっては中国より人件費の安いベトナムが勝る場合があります。

 また、取引相手として中国人の性格を好まない方々の拠り所としてベトナム人をおすすめしております。外国人との取引である以上、油断は禁物ですが、中国よりはトラブルが少ないと感じています。



2.縫製関係

 縫製関係は、中国からベトナムにシフトされてきた産業でした。けれど今やベトナムですら人件費が高いとなってバングラディッシュやスリランカ、アフリカを製造拠点をする日系アパレル企業が増加傾向にあります。

 

 今後は、製造場所としてではなく、販売市場としての魅力を見越しての進出が増えていくのではないかと思えます。今年、H&Mが進出してきました。Made in Vietnamのユニクロ製品は日本でたくさん出回っていますが、ベトナムにユニクロの公式販売店はありません(追記:2019年に進出が決まったそうです。)。

 

 どういう戦略を持って挑むかによりますが、ベトナムを選ぶ魅力はまだまだありますので、ご興味があればご相談ください。


3.工業用設備(FRPタンクなど)

 新たにベトナムで工場を設立する日系企業は、未だに増え続けています。多くの企業は、できるだけ現地調達を目指し、費用を抑える努力をします。けれど、「できる」としか言わない口達者で商売上手なベトナム人にそそのかされ、最低1度や2度は失敗し、やはり日本製・日本企業がいい」という着地点に落ち着きます。

 重要基幹部については最初から日本からの輸入に頼る企業が多いです。タンクや配管など、現地調達を行いたい設備・パーツについては直接ローカルのメーカーとやりとりするよりは、既に失敗を繰り返して鍛えられてきた当社のような会社を仲介して方が安全策と考えます。

 とりわけFRP製品については、ありとあらゆる苦い思いを経験してきたつもりです。その上で築いた自信ですので、ぜひご相談ください。