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ホーチミン市工業大学の卒業式

ホーチミン市工業大学の卒業式

INDUSTRIAL UNIVERSITY OF HO CHI MINH CITY

CONGRATULATIONS Graduates 2022

ホーチミン市工業大学の校内の様子
ホーチミン市工業大学の校内の様子

<通称:IUH>

 

"ホーチミン市工業大学(英語名:INDUSTRIAL UNIVERSITY OF HO CHI MINH CITY -略:IUH)"は、「ホーチミン市工科大学」や「ホーチミン市技術師範大学」と並んで、南部の理系大学では3本の指に入る有名な国立大学です。

 

ちなみに、1番は"工科大学"で確定しているようですが、2番は技術師範大学の関係者たちは「自分たちだ!」と主張し、工業大学の関係者たちも「自分たちだ!」と対立し、意見が分かれているようです。

 

これまで工科大学と技術師範大学には訪れたことがあったのですが、工業大学を訪れたことがありませんでした。

 

私の友人(ベトナム人)から「明日、友達の卒業式なので行く」という話を聞いたのです、同行させてもらうことにしました。


ホーチミン市工業大学の校舎内の様子
ホーチミン市工業大学の校舎内の様子

<意外だった点>

 

工科大学や技術師範大学を最後に訪れたのは何年も前になるので今は違うのかもしれませんが、男性比率が高いという印象がありました。

 

今回、工業大学を訪れて最も印象的だったのは女性比率が圧倒的に高いことでした。

 

詳しいことはわからないのですが、友人の友人はこの大学で「IT」を専攻して、ベトナムの大学は卒業式がバラバラなので、もしかしたら今回は「IT」の学部のみの卒業式だったのかもしれません。

 

ITだとしても男女比=半々ぐらいになりそうですが、8:2もしくは9:1かもしれぬほど、卒業生が纏う服(青い法衣のような恰好)を着ているのは女性ばかりでした。

 

なお、この服は男女兼用であって、男性が着ても差支えはありません。

 

男女兼用だから、女性が着ると大概の人によっては大きすぎてブカブカになるとのことでした。


卒業式が終わるのを待っている付添人たちの様子
卒業式が終わるのを待っている付添人たちの様子

<ベトナムあるある>

 

式場には卒業生と在校生だけしか入れず、家族や付添人たちは待合室となった教室で式が終わるまで待機です。

 

教室内は、エアコンがきいていて、扇風機もガンガン回っていたので、快適でした。

 

付添人の多くが家族・親戚なのでしょうが、老若男女多くの人が集まっています。

 

エンジニアや技能実習生が空港が飛び立つ場合と同じく、一人に対する付添人が多いのがベトナムの特徴なので、彼らを収容する会場を用意することは至難だろうなとは思いました。


卒業生のお父さんと思しき人の様子
卒業生のお父さんと思しき人の様子

<感動秘話>

 

2部構成なのか小休憩なのかわかりませんが、1時間超ぐらい経ってから式場に行った卒業生たちが戻ってきました。

 

まだ終わっていないとのことですが、1時間ぐらい時間が空くそうです。

 

その間、各々の写真撮影が再開されます。

 

この時、15:30~16:00ぐらいだったのですが、なぜその理由が成立するのかわかりませんが、金曜日ということもあって仕事だった人たちが「友達の卒業式に行く」という理由で早退してきて、付添人がさらに増えてきました。

 

もちろん、来てくれた人たちとの写真を撮らなくてはなりません。

 

納得いくまで撮り直します。

 

そんな撮影大会を待っている間、隣りにいたおじさまが、喜びを隠せない様子で顔をほころばせて額に入った賞状(?)を熟読している姿を見かけました。

 

最初は"卒業証書なのかな?"と思い、友人の友人(=卒業生)に「あれはもらったの?」と尋ねたところ、あれは成績優秀者(

Excellent)の人だけがもらえます。私はGoodなのでもらえませんでした。」と教えてもらいました。

 

なるほど。

 

あくまで、勝手な推測ですが、

このおじさんは、きっと今日卒業する卒業生のお父さん。

失礼ながら身なりで判断するとさほど裕福な家庭ではなかったのでしょうが、娘さんを優秀な大学に入れた思い出と、

さらに立派な成績を残してくれた喜びに浸っていたのではないかと思います。

 

たぶん、何度も何度も読み直しているはずです。


大学敷地内で撮影・編集・印刷をこなす業者の様子
大学敷地内で撮影・編集・印刷をこなす業者の様子

<おわりに>

 

それぞれのスマホ・カメラでの撮影とは別に、プロのカメラマン・ウーマンがたくさんいました。

 

当日どころか、10数分で現像されてくるので、どういうことなのだろうか?と不思議に思っていたら、木陰に編集・印刷部隊が潜んでいたのだと発覚します。

 

1枚50,000VND(約250円)なので、お手頃価格かなという印象です。

(余談ですが、日本に帰ったときに証明写真を撮りに行ったお店での値段がトータルで3,500円ぐらいになったことに驚きました。)

 

家族がそばにいるとはいえ、基本的には学生相手のビジネスなので、ふんだくったりはしていないようです。

 

学校敷地内での作業が許されているので、ホーチミン市工業大学公認の業者なのかもしれません。

 

ホーチミン市工業大学の卒業生たちは、日本の建設エンジニアとしての需要が高く、自分も過去に十数人くらい関わったことがあります。

 

彼らがこういう過程(卒業式)を経たのだなと思うと、感慨深い気持ちになりました。

 

別のベトナムの国立大学ですが、昨年は卒業式もオンラインだったという話を聞きました。

卒業生たちは写真が撮れなくて残念だったでしょうし・・・。

 

今年はきちんと開催できて良かったと思います。