· 

ベトナムビジネスの難しさの1つ"ベトナム人の不義理とどう向き合うか"


ベトナム人の不義理とどう向き合うか

これからベトナムへ進出してこようとお考えの方々への参考情報

コロナ明けを待ち望むホーチミンの様子

<役職者・管理職の謀反>

 

自分の経験談でいいますと、ベトナム赴任前後の会社員時代、ベトナム国内で製造委託会社や運送会社を探し求める活動をしていました。

 

例えば製造委託会社探しの場合、工場を訪問するとまず責任者に挨拶します。その後、工場長的な立場の部下が引き継ぎ、工場内を案内してくれます。

 

一通り終えて「では、こういう条件で見積もりをください。」という約束をして別れると、後日、案内してくれた人が「実は自分でも別の工場を持っているので、この前に来てくれた会社よりも安い見積もりを出せる」と打ち明けてきます。

 

発注側としては同じ品質ならば安い方がよく、訪問した会社への義理は乏しいので、その人が気にしないのなら促されたままに誘導されることとなります。

 

運動会社探しの場合、勤め先ビルの同じフロアに韓国系物流会社のオフィスがありました。

そこの社長(韓国人)とはよく顔を合わすので、そのうちベトナム人スタッフとも親しくなり、たまにランチを共にする間柄となりました。

運送会社からの相見積もりが欲しい時に、そこへお願いするのですが値段がやや高めなので、いつもお断りすることになってしまうのですが、それを嫌がることなく運送・物流に関する相談に乗ってくれます。

 

ある日、韓国人社長の次にあたる役職者(ベトナム人)が当社のベトナム人スタッフに「実は自分の会社を持っているから、もっと安い見積もりを出せる」と秘密を打ち明けてきました。

それに対しては韓国人社長への義理と後々韓国系運送会社内トラブルに巻き込まれない為に、危険を回避してお断りしました。

 

<不義理が当たり前?>

 

ベトナムビジネスにおいては、日常茶飯事のようです。

ネットには不動産業で起きていました。

信用していた人物が会社に連絡してくる顧客を横取りしていたそうです。

 

先日、ホーチミンの飲食店で同席した内装系建設会社の現地責任者(日本人)もベトナムで会社を発足した当時の1期生は全員辞めて独立していったそうです。それから数年過ぎて、ご自身も経験を積み、今は離職率が減ったそうです。

 

「何が変わったのですか?」と訊いてみたところ、1人で仕事を完成できないようにしたそうです。

例えの人数ですが、3人が分担して合わさることでようやく1つの作業を完成させることにしたことで、半人前どころか3分の1人前なので独立を防ぎ、定着率を高めることができたとのことです。

(人数は増えるが高度な人材を求めなくとよいから人件費はさほど変わらないと言っていたような、言っていなかったような・・・)

 

<外国系企業だけでなくベトナム企業内でも起こっている>

 

これは「外国人社長vsベトナム人スタッフ」だけではなく、「ベトナム人社長vsベトナム人社員」間でも起こっています。

 

特に技能実習生業界は凄まじいです。

経験・知識なんぞすぐに習得できて、かつ、儲かる。

銭箱となる顧客の横取りはえげつなく、凄まじくなる要因の1つが社長Aを裏切った部下Bが作った会社において、ここでも裏切る部下C・D・E・・・が現れることです。

 

裏切りのアメーバー?

 

極端な表現かもしれませんが、実際に「ベトナムビジネスとはベトナム人へ不信感を抱きながら行うものだ」と思っている経営者が多いと思います。

 

そんなベトナムへ、コロナ後、新たに進出しようとしている方々は、相応の覚悟を持って挑んで頂きたいと思います。

 

情熱を失いかける事象は多々あります。

ベトナムにおける目的達成において大事なのは、折れない心だと思います。