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頭が良すぎるのか、おかしいのかワケのわからぬ喫茶店店長

彼と出会った喫茶店
彼と出会った喫茶店

今、住んでいるホーチミンのアパートは日本人出没エリアから少し離れているので、ここで日本や日本語にゆかりのあるベトナム人と会うことはほとんどありません。

 

なので、たまに会うとビックリします。

(例えば、薬局で薬を買おうとしたらたまたま居合わせた親切なおじさんが助けてくれたことがありました。)

 

アパートから最も近い喫茶店で店長をやっていた若いベトナム人男性もそうでした。

 

見ためはシュッとしていて、優しい好青年なのですが、

話すほどに彼の生い立ちや今置かれている環境、そして将来設計に「?」が積み重なっていきます。

 

なぜ彼が日本語ができるかというと、日本へ留学経験があるからでした。

 

本当は東大医学部に入りたかったそうですが当時は日本語も下手で学力が足らずに適わず、

東洋大(医学部ではないようです。)に入学して、4年生まで過ごしたけれど、

彼のお婆さんが体調を崩したようで、卒業せずにベトナムへ帰国したそうです。

そのお婆さんは今、元気になったそうです。

 

ここまでなら理解できる話ですが、この後、色々とこじれてきます。

 

彼はここの店長ではあるものの、アルバイトなんだそうです。

将来、日本で働きたいそうです。

「特定技能がいいのではないか」と話してあげました。

 

彼のお店でいっしょに働いているスタッフが彼のFacebookのサムネイル写真に二人きりで写っている女性だったので「恋人?」と尋ねると、「奥さん」という回答でした。

 

奥さんも日本へ連れて行くの?と訊くと、

そのつもりとのことでした。

 

ある日、メッセージがきて「ベトナムにある日本の企業に就職しようと何社か申し込んでみたが、語学的には大丈夫だけれど、卒業証明書がないから採用してもらえないのでどうしたらいいか?」と相談を持ち掛けられました。

自分なりの意見と対応策について答えました。

 

その後1~2か月して、近所で自分の友人と食事することになったので、

彼も誘いました。

 

食事しながら話していると、彼は現役の大学生だということを知ります。

東洋大ではありません。

ベトナムの医大に入学して、当時2年生でした。

 

日本で働くというのは何だったのか?

日本の会社に就職するというのは何だったのか?

奥さんがいるぞ?

 

店長職といっても給料はベトナムにある日系ラーメンを食べたいけど高くて食べられないほどしかもらっていないそうです。

 

将来は日本で医者として働きたいとのことでした。

どういう計画なのかと訊いてみると、ベトナムの医大を卒業して、

その後、特定技能で日本で働いてお金を貯めて、

日本の医大の大学院に入学して日本の医師免許を取るとのことでした。

 

自分は医師免許のことは詳しくないですが、

「大学院に入学することはできるだろうし、博士になるという道はあるだろうが、医師免許は日本の医大(6年間?編入制度があるのだろうか?)を卒業しないと受験資格が得られないと思うよ?」と伝えると、ビックリしていました。

 

外国の医師免許を持っていれば、日本で母国の国籍の患者のみ医療行為を行なえるという話を聞いたことがありますが、それも何かと中途半端ですし・・・。

 

彼の日本語は達者というほどではないので、きちんとした考えや計画があって、

それをうまく伝えることができていないだけなのかもしれませんが、

今のところ「よくわからない奴だなー」という感想です。

 

ちなみに、久しぶりに彼の喫茶店を訪れて、この文章を書いていました。

 

彼はいなかったのでメッセージを送ったところ、

オーナーがひどいので辞めたそうです。

 

今はカメラ屋で働くために面接を受けているのだそうです。

 

ワケワカラン。

 

ちなみに、面接官が自分にまったく興味を持ってもらえず自分ばかりが話していたそうです。