コロナ対応の不思議

ベトナム版"Go to トラベル"
ホーチミン版"Go to トラベル"展示会設営中

<新規感染拡大中に規制が緩和されていく>

 

目下、日本では新規感染者が再び日に日に増えている最中、規制がどんどんと「緩和」されていっています。

ベトナムのように新型コロナウイルスの根絶は諦めて、”Withコロナ”を選んだのだと思いますが、新規感染者数が右肩上がりに増えていく最中に、締めていた規制を緩めていく様子は「気が触れたか?」と心配になります。

 

<水際対策と飛行機の問題>

 

ベトナム国内だけでいうと新型コロナウイルス感染症はもはや過去の出来事であり、感染意識も低くなって今はふつうの風邪が流行り始めました。

ベトナムは封じ込め成功国なので、当面の間”With コロナ”という選択は取らないはずです。

従って、外部から流入には今後も厳しく対応するでしょう。

 

日本がベトナムとの往来を始めると報じられました。

 

飛行代はどうなるのだろうか?」という疑問が沸きます。

 

「ベトナム-->日本行き」の飛行機は、ある程度席数を埋めることができると思います。

けれど、その飛行機はベトナムに戻って来なくてはならないわけで、

ベトナムが日本から訪れる人を受け入れていない中で(または受け入れるにしても到着後14日間隔離されるので来ようとする人は極めて稀です)、「日本-->ベトナム」便は一般客はほぼ0となり、パイロットとCAさんたちと多少の貨物だけを乗せて戻ってくることになります。

 

もしかすると航空業界特有のカラクリがあるのかもしれませんが、

素人が単純に計算すると、

 

【コロナ前】

ベトナム→日本 乗車率100%

日本→ベトナム 乗車率100%

 

航空代一人当たりの負担額〇万円

 

【コロナ騒動下】

ベトナム→日本 乗車率100%

日本→ベトナム 乗車率0%

 

航空代一人当たりの負担額○万円(※コロナ前の価格)×2倍

 

になると思うのですが・・・。

 

そうなったとき「2倍の航空代を高い」と感じて諦める人たちが現れます。

すると乗車率が下がります。

仮に乗車率が50%になったとき、4倍の航空代を負担することになるので、

さらに乗車率は下がり、さらに航空代は上がるという悪循環に入るのでは・・・?

 

< Withコロナと東京オリンピック・パラリンピック2020 >

 

前回の緊急事態宣言の反省で「0」にしないと意味がないと立証されました。

新規感染者数2週間連続0または感染経路不明者数2週間連続0にするには、次回の外出規制・営業停止は少なく見積もっても1か月半~2か月、それ以上が想定されますし、現在の感染拡大が広がるほどにその期間が長くなることは想像に容易いです。

 

諸事情を踏まえた上で”With コロナ”の選択は仕方ないことかもしれませんが、

東京オリンピック・パラリンピックを開催するにあたって開催国で新型コロナウイルスがくすぶっていたら、他国へどう説明して来てもらうのか・・・?