「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」（日本-ベトナム間）を発表したのは在ベトナム日本大使館です。
日本大使館は外務省管轄。
その発表を受けてすぐに連動したのは出入国在留管理庁の一般的に「入管」と略される局です。
“在留資格認定証明書”の交付を再開しました。
入管は法務省管轄。
でも連動しました。
ところが、”在留資格認定証明書”の後に、本人または代理店が在ベトナム日本大使館または総領事館でビザ（査証）を発行してもらいに行くのですが、ビザの発給はまだ止まったままのようです。
日本大使館・総領事館は外務省管轄。
けれど連動していません。
理由は、日本政府はベトナムを上陸拒否対象国に指定したままだからだそうです。
ウィキペディアによると「政府とは広義には立法府、司法府、行政府など統治機構を総称し、狭義には内閣およびそれに付属する中央省庁 ～（以下省略）～」
話を最初に戻すと「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置」を発表した数日後にベトナム航空は8月末までのベトナム－日本便の運休を延長すると発表されました。
ベトナム航空はベトナムの国営企業であり、ベトナム政府管轄。
やはり連動していません。
今のところ到着空港は成田空港と関西国際空港に絞るという話ですが、成田に降りて千葉県に留まるか、茨城県ルートで進む以外は、感染拡大中の東京を通ることになります。
迎える他県の方々も嫌でしょうに･･･。
[訂正：アクアラインや海上移動であれば東京に踏み入れません。]
航空会社や空港は国土交通省管轄です。
PCR検査は厚生労働省管轄です。
仮にPCR検査を行った結果、陽性反応が出たら、
その方の治療費・入院費は誰が負担するのか？
同じ飛行機に乗った方たちの隔離滞在費は誰が負担するのか？
「在留資格認定証明書が届いたので、これからどうすればよいのか教えてほしい」という相談を受けても
”今、何を待っているのか”を説明できません。
全部といってしまえばそれまでですが、感染経路不明の新規感染者2週間連続0を待っていられるのか？（いつになるのかわからないのに･･･）
ほんと、ナニ待ちなのでしょうか。
