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オリンピックの開催日とコロナ終息宣言と技能実習生の訪日日

2020年7月1日(水)

2020年も後半に入りました。

 

結果的に東京オリンピック・パラリンピックの開催延期は正しい判断となりましたが、

では来年のいつ開催されるのかはいまだに判らず・・・。

 

東京に第2波が訪れようとしていますが対処しようとしないのは都知事選の都合なのかと・・・。

 

「オリンピック開催日の決定」が「コロナ終息宣言」の後だとすると、まだまだ発表はなされそうにありません。

 

日本で働いていた頃、組織規程でその決裁をもらうには常務以下すべての役職者と同じ課内の全職員を集めて会議を開き、承諾を得なければならないとされていて、会議開催の日時調整に苦労したことを思い出しました。

 

勝手にスケジュールを決めてしまって、相手を合わせようとして反感を買ったこともあります・・・。

 

後に教えてもらったことなのですが「常務(または規程定められた各議題毎の最高意思決定者)よければすべてよし」という考えなので、他の諸先輩方はすんなりと決裁を得ていました。

つまり、規則としては「合議制」なのですが、運用の仕方としては「独任制」なのです。

若手だった自分に楽な方法を覚えさす前にきちんとした形式に従って苦労を経験させたかったそうです。

 

オリンピック開催日はIOC会長次第なのか???

 


先日、ハノイからホーチミンに戻ってきました。

 

なじみの中華料理店さんを訪れたところ、

顔見知りの店員さん(ベトナム人女性)が長かった髪を肩ぐらいまで切ったことに気づきました。

 

彼女は技能実習生として今春に日本へ行ける予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、今のお店でアルバイトをしているということは知っていました。

 

自分の教え子たちもそうだったのですが、長い髪だった女性たちは日本へ行く直前または日本へ行った後にバッサリと短くすることが多いです。

 

なので、昨今の水際対策緩和を受けて「遂に日本行きが決まったのかな?」と思って尋ねてみると「連絡があって来年行けることになりました」と笑顔で答えてくれました。

 

来年!?

 

早くても半年後です。

テト明けを待ったらそれ以上。

 

一般的に技能実習生は内定を受けてから6か月~9か月後にようやく日本へ行けます。

彼女と最初に会った時の会話能力から計ると、おそらく彼女も9か月ぐらいは勉強を続けてきたはずです。

 

そこからコロナの影響で3か月延び、そしてさらに6か月後という通知。

 

技能実習生として3年働くために、1年半以上を費やしたことになります。

 

自分としては驚きだったのですが、彼女は日本へ行けることが決まったことに安心したのか喜んでいる様子でした。

こういうところがホーチミンおよび南部の人たち特有のポジティブ思考で、羨ましく思います。

※「来年」と「来月」を間違えている可能性はあります。(ご愛敬)