· 

在留資格認定証明書が届かない

新型コロナウイルスの影響で在留資格認定証明書の給付が滞っています。

発行日2020年5月18日
発行日2020年5月18日

これについて、2つの説があります。

  1. 入管が意図的に止めている
  2. 在宅勤務や在日外国人への対応で手が回らず遅れている

 

< 1.入管が意図的に止めている >

 

この場合、写真の認定証明書はなぜ発行されたのか不可解です。

当社が携わった案件ではないので内容を知ることはできないのですが、会社名だけで判断すると製造業か建設業で、緊急事態宣言下において特別重要な任務に当たるというわけでもなさそうです。

 

北海道なら安全だからということもないでしょうし。

 

そうなると「政治家の力が働いたのか?」と穿った見方をしてしまいますが、先日ある国会議員が起こした口利き騒動以降、政治家も慎重になっていると思っていましたが、もしかしたらそうでないのかもしれません。

 

<2.在宅勤務や在日外国人への対応で手が回らず遅れている>

 

そうであれば、写真の認定証の説明がつきます。

けれど、あちこち聞いてみたのですがどこも共通してパタリと止まっている状況だといいます。

(※写真の認定証を見せたら皆一様に驚いていました。)

 

また、「不交付通知」は給付されているようなので、どうやら入管において作業は進められている様子が窺えます。

 

他の人の見解を聞きながら、これらについて自分なりに回答してみます。

 

Q1.既に日本にいるベトナム人なのでは?(留学生や日本国内の転職など)

A1.その場合は、在留カードの変更であって在留資格認定証明書は登場しないはず。

 

Q2. ニセモノなのでは?

A2.在留資格認定証明書に偽変造は大使館で番号を照合すればすぐにバレるので一般的ではありません。

今の時期のためだけに「同業他社はコロナで止まっているけれど当社であれば認定証明書をはやく受け取れます」というPRとしては使える可能性はありますが、さほどの価値のないPRであり、のちのち嘘が発覚するリスクを抱えてまでやるだろうか?と考えます。

したがって、ニセモノの可能性は0ではないが、その線は薄いかと思います。

 

Q3.入管のヒューマンエラーでは?

A3.そんなことがあるのか???

一人に全権限が与えられているならともかく「札幌出入国在留管理局長」の名で発行するのですから、組織として決裁する手順を踏んでいくはずです。

 

そうなるとやはり「政治的圧力が・・・」という可能性が浮上するのですが、

在留資格認定証明書を得たところで、在ベトナム日本大使館・総領事館は査証の発行を止めていますし、

入国拒否も実施されているので、よほどの権力を行使しなければ日本へ招へいするのは困難な状況です。

 

結局、真相は分からず終いです。

 

自分の知り合いに聞いた中での直近が2020年5月18日だっただけで、

それ以降に発行された認定証もあるでしょうし、

きちんとした理由を伴って発行されているのかもしれません。

 

ご存知でしたら教えてください。