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復活の指標は実行が早いチームマッスル

ほぼ毎朝、ジョギングをするために訪れている公園は中央に大きな舞台ステージ(広場?)があって、その周りの散歩道を自分を含めて多くの人たちは歩いたり走ったりしています。

 

ホーチミンの日中は暑く日射しも強いので、人々は朝か夕方に集中します。

平常時はかなり多くの人があつまり道幅が狭いところは軽い渋滞を起こすようなこともあります。

 

朝、舞台ステージではエアロビ・社交ダンスなどのグループがそれぞれ陣取っています。

 

子供が遊ぶような小さなプールや砂場があったりと、ごちゃごちゃした公園でして、その一画にちょっとしたスペースがあり、そこはジョギングしているといつも通りかかる場所なのです。

 

そこで活動しているのが、私が勝手に「チームマッスル」と呼んでいる集団なのですが、筋肉隆々とした肉体自慢の30~50代と思しき男性たちがどうやって運んでくるのかわかりませんが、自前のダンベルや鉄アレイを持ち込んで筋トレをしています。

 

夕方に行くと彼らはおらず片付けられているので、おそらく毎朝、バイクで持ち運びしているのだと思います。

 

毎年そうなのですが、ホーチミン市内はベトナムのお正月になると閑散とします。

 

散歩コースも人が少ないのでスイスイと進めるようになります。

 

朝活も一旦休止となって、エアロビ・社交ダンス・太極拳チームなどはそうそうにいなくなります。

チームマッスルも同じです。

 

そして、お正月休みが終わりに近づくと、

一番最初に活動を再開するのがチームマッスルです。

 

その様子を眺めながら自分は「そろそろお正月が終わるのだなー」と感じます。

 

今回の新型コロナウイルス騒動においても同じでして、

ベトナム政府が打ち出した社会的隔離措置によって集団行動が禁止されましたので、

チームマッスルも一旦解散しました。

 

ベトナムの1回目の区切りが4月15日だったのですが、

その2~3日前にチームマッスルは活動を再開しました。

 

けれど、社会的隔離措置は1週間の延長となり、

公園への立ち入りも禁止されました。

(当日その場で知った時、状況がつかめていなかったので「チームマッスルのせいなのでは?」という考えが浮かびました・・・)

 

ハノイやダナンだと不要不急の外出禁止令は厳しく規制されているそうなのですが、

ホーチミンは 緩々 ゆるゆる です。

 

公園に入れずとも、公園の外で歩いたり、走ったり、バドミントンやダーカウをしている人々が大勢います。

けれど、チームマッスルを見かけることはなくなりました。

 

ベトナム国内で今日までに6日連続で新規感染者が0だったようなので、

社会的隔離措置は緩和されるという話が出ています。

 

今日が2回目の期限日なので、

本日中に結果が言い渡されるのだと思いますが、

今朝の段階ではまだです。

公園にも入れません。

 

けれど、今朝、チームマッスルは公園の外側で復活を遂げていました。

さすが。