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帰国難民同士の近況報告

昨日、友人から電話がかかってきたので、お互いの状況確認と「困ったねー」というグチのこぼし合いをしていました。

 

彼女(ベトナム人女性)は、日本在住で日本語学校に通っていたのですが卒業見込みが立ったのでハイフォンで行われるプロジェクトの通訳をアルバイトとして引き受け、しばらくベトナムに戻っている間に新型コロナウイルス騒動に巻き込まれて日本へ戻れなくなってしまいました。

 

私自身も4月下旬に講師業の仕事で帰国する予定があったのですが、主催者とも相談して早い段階で中止を決めておりました。

キャンセル可能なホテルを予約していたのと、飛行機は予約前だったので実害は受けていません。

 

一方、彼女はハイフォン市に家があるわけではなく、知り合いの家に居候させてもらっているとのことです。

 

自分の田舎(実家)に戻れるのであればまだマシなのでしょうが、今は主要都市の出入りだけでなく、地方都市間の行き交いも厳しく制限されているそうで戻れないのだそうです。

 

自分も隔離されていた身なので実体験として「これはいつまで続くのだろうか・・・?」という終わりの見えない恐怖感を抱きながら過ごすことになります。

 

また、彼女の場合は日本で、自分の場合はベトナムにおいて「外国人」なので、

ビザの更新は一大事です。

 

自分の場合はビザの更新も都市封鎖も、

運よく影響を受ける前に回避できたのですが、

彼女は学校を卒業したので(日本での就職を望んでいます)7月までに就職先をみつけて在留カードの変更手続きを行わなければならないそうです。

 

けれど、このような状況なので就職活動もままならない・・・。

 

いつ日本に戻れるのか?という話をしたのですが、

日本側がいつ解除するのかがわからない・・・

次が飛行機の問題でベトナム航空はすでに5月31日までの欠航を決めています。

 

JALは飛んでいるようですが、値段が高い・・・。

 

困ったねぇ・・・と二人で落胆していました。

 

4月15日(水)がベトナム政府の打ち出した施策期限なので、

これが再び延長されることがないよう期待しています。

 

ベトナム国内が平常を取り戻せば、

暮らしぶりはだいぶ変わります。

 

国境閉鎖は、どこまで徹底してやるかによって、

長期戦が予想されます・・・。

 

航空会社の経営が心配です。