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己の推察力が未熟だと思い知らされた日

実は、昨晩から「ベトナム人は平気で嘘をつくし、自分にとって不利益なことなら隠し事をする。それを暴くためには、日ごろのコミュニケーションにおいて言動を覚えておき、核心に迫るような矛盾ある発言を追求する能力を持つべきだ」的なことを書こうとしていました。

 

でも、棘があるブログはその時の気分次第なので、今日は書かずにいました。

 

今日の夕方17:00過ぎ、晩ごはんを買いに出かけようと思い、部屋をでました。

 

自分が住んでいる階に共用のバルコニーがあり、お昼休みの時間などはこのアパートを運営している会社のスタッフさんが休んでいたりします。

 

あとは煙草を吸う住人の喫煙場所になっています。

 

エレベーターの到着を待っている間にバルコニーに出てみてると、今日に限って、初めていつも寡黙なセキュリティのベトナム人男性が制服とは違う黒いシャツを着て、何をするわけでもなく、椅子に座っていました。

 

洗濯干しの場所でもあるので、彼をこの場所で見かけるのは初めてではなく、「こんなこともあるかな」ぐらいにしか思っていませんでした。

 

エレベーターが到着して、下に降り、

アパートを出ようとすると、たまたまハウスキーパーの女性がViet Goのバイクに乗って出発するところに出くわしました。

 

ワンピースを着ていたので、バイクにまたがるのではなく、上品な横座り乗りです。

 

出発寸前だったので、「Bye」とだけ笑顔で交わして別れました。

 

彼女の家を正確に知っているわけではありませんが、通勤中によく出くわすので、

彼女の家は徒歩圏内にあるはずです。

(お昼ごはんも家に帰って食べているようですし。)

 

 

鋭い人であれば、この2つの事項だけで結びつけるのかもしれません。

 

 

でも、今はHappy New Yearシーズンであり、もうすぐTet。

「それぞれにそれぞれのイベントがあるのだと思っても仕方がない!」というのが自分への慰めで、

この二人を結びつける考えにはこれっぽっちも至りませんでした。

 

 

夕飯の買い出しを終えて、アパートに戻ってきて、

共用バルコニーで食べようと出たところで遭遇したのが、

同じくハウスキーパーの仕事をしてくれている若い女性。

 

 

いつもはTシャツで、ラフな格好をしているのに、

ピンクのワンピースを着て、ジャケットも羽織って、お化粧もし、髪形もいつもとは違って凝っていました。

 

 

自分「Party?」

 

彼女「Yes!」

 

 

そこで、ようやく気付きました。

 

 

 

今日は、彼女たちの会社の新年会・忘年会なのだと。

 

 

己の点と点を結びつける洞察力の未熟さに気づかされた瞬間でした・・・。

 

 

ちなみに、日本は忘年会を経て新年会ですが、

 

ベトナムの場合は西暦の新年と、

ベトナム人が重んじる中華圏の旧正月があるので、

新年会を経ての忘年会からの新年会があり得ます。

 

 

さらにちなみに、今夜のセキュリティーはどうしているのか?と覗いてみたところ、

 

まったく知らないおじさんが制服を着て、座っていました。

 

 

おそらくこの日限定のアルバイトさんです。(セキュリティになっているのだろうか?)