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職種に「宿泊」追加へ

建前と実態が乖離しているのは周知の事実なのですが、それでも技能実習生制度というのは「先進国の技術を学んで、母国の経済発展に寄与する」という目的であり、国会で法務大臣が「技能実習生制度は技術移転」だと回答しているのだから、建前と実態の乖離を近づけるべきであって、形骸化した建前はもうないがしろにしていいものではないと考えます。

 

日本の宿泊施設の技術を学ぶのだとしても、ベトナムの都市部にも5つ星・4つ星・3つ星・・・がたくさんあります。

 

田舎にあるのはラブホテルばかりで、日本の高度なオペレーション技術は必要としていませんし、日本から帰ってラブホテルのベッド仕事に就きたいベトナム人は圧倒的少数派なはずです。(かといってホテルを建設するほどの資金力があれば技能実習生になる必要はないでしょうし。)

 

技術移転・国際貢献なら発展途上国側が求めている職種を提供すべきなのに、日本の人手不足職種にあてがっているという悪しき運用を正すべきだと思うのですが・・・。

 

作ったはいいが、扱いにくい「特定技能」の影響が及んでいるのかと思います。