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ホーチミン工科大学卒業生1

ホーチミン工科大学のロゴ

ある求人に応募してきてくれた方の経歴を見ると、1か月間だけ日本へ行った経験があると記されている。仲介してくれている通訳者に尋ねたところ、エンジニアとして1か月間、日本で働いたが途中退職に至ったという。理由は、事前に説明を受けた仕事を異なっていたから。

 

技能実習生は1度のみだけれど、エンジニアは違法行為による強制送還でなければ、再チャレンジはできる。

 

あとは本人に責があるのか、送出し側や受入企業に問題があるのかは、詳しい話を聞いてみるしかないと思い、採用面接とは別に面談の場を設けてもらった。

 

あくまでの本人の主張は、仕事内容を説明した通訳者がどうしてもマッチングを成立させたくて、虚偽の説明を自分に行った。それが許せないとのことだった。けれど、受入企業の社員も面接の場にいて説明を行ったとのこと。(受入企業にとっては、仮にその場しのぎの嘘で採用しても、後々トラブルになるだけなので、何か特別な理由でもなければ嘘の説明は行わないはずだ。)

 

彼を疑うわけではないが、話半分で受け止めることにした。<続く>