これまで縁がなく、この先も縁がないだろうに、
一生で一度も行くことがない場所がネイルショップだと思っていた。
若いベトナム人女性から「ネイルショップを作りたい」と聞くたびに、需要と供給のバランスがおかしいだろうと冷ややかな返しをしていた。
そんなある日(2024年2月)、知り合いのベトナム人女性(inハノイ)が、つけまつ毛&ネイルショップをハノイで開いた。
相変わらず冷ややかな目で見守っていたのだが、その女性の家庭は裕福なようなので、両親から借り入れで経営していれば、例え儲からなくて倒産しても勉強代と考えればよいだろうと思っていた。
ところが、彼女は昨日、ベトナムかハノイの美容業界?つけまつ毛業界?ネイル業界?では有名らしいイベントで「2、3番」になったそうだ。
種目別競技の2位と3位なのか、1人1作品でないから2位と3位を両方受賞したのか、だいたい2~3番なのか、真相はわからないしわからないままそこはほっといたのだが、トロフィーと賞金をもらっていた。
どうやら、すごいらしい。
そのイベントのことを別のハノイ在住ベトナム人女性に「良かったら行ってみて」と連絡していたので(※田舎の両親が来るから行けないという返事だった。)、「2、3番になったそうだ」とそのまま教えてあげたら、称えていた。
つけまつ毛に興味があって、よかったら行ってあげてと伝えると、「えー行ってみたい」という返事がきた。
「えー行ってみたい」
なんかいいなと思った。
自分の場合に置き換えると、すこぶる評判の良いラーメン屋が近所にできたという情報を耳にしたときに抱く感情・発する言葉か。
自分の中のネイル市場の需要予想を少し上方修正した出来事でした。