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改善(改革?)を終える前に待機している技能実習生予備軍を受け入れることの是非

2022年技能実習制度再開

※消滅したわけではなく存続していましたが「技能実習生産業」についてはコロナ禍で以前のような活発な動きはなくなっていました。

あの、ろくでもないビジネスモデルが厚顔無恥に戻ってくる

技能実習生「個人」をけなすつもりは毛頭ありません。

批判しているのは「技能実習制度」と、どんな批判を受けても頑なに継続を図る日本政府の方針です。

技能実習生ビジネスが再び盛り上がりみせようとしている2022年
技能実習生ビジネスが再び盛り上がりみせようとしている2022年

<新技能実習生来日可能と共に旧関係者も来越可能になるということは?>

 

日本の水際対策の緩和とほぼ同時期にベトナムの水際対策緩和(外国からの観光客誘致)が相まって、人の往来が再開されることで技能実習生業界もかつての賑わいを取り戻そうとしています。

 

一方で、技能実習制度や特定技能に関する改善(改革?)が行なわるという動きがありました。

具体的な施策は現時点では発表されていません。

 

で、あるならば、少なくとも技能実習生に関しては改善し終えるまでは動きを止めておくべきなのではなかろうか?

 

当人(これから技能実習生になる者たち)にしてみたら、散々待たされたのだから、一刻も早く行きたいと逸る気持ちは理解できます。

 

けれど、行き先は天国ではない。

もしかしたら、地獄みたいなところかもしれない。

その確率のが方が高そう・・・。

 

だったら、改善を待った方が本人たちのためになります。

 

<"傾向">

 

統計をきちんととったわけではなく、自分が勝手にも思っているだけですが、かつて(10年ほど前)は多くの成功者を生み出した技能実習制度。

時は経ち、それは2:8の原則で2割の成功者に減った。

今(コロナ直前)は98%の犠牲者の上で2%の成功者を生み出している制度として感じています。

 

ベトナムだけでも待機組が何万人といるそうです。

一挙に推し寄せる飢えた技能実習生たちを、迎える側の日本もただでは済まぬと思います。

 

待機期間が長かった分、日本語学習などの準備期間を十分に取れたと思うのは大間違いです。

ハノイやホーチミンなどの主要都市は、未だ技能実習生たちが学ぶ教育機関の対面授業が認められていません。

約2年間、彼らは放置されていました。(※オンライン授業を行なっているところもありますが、まったく何もしていないところもあります。)

 

日本語レベルだけでいえば、かつて(コロナ前に技能実習生たち)よりも下がってます。

一部の者は、自習中に向上していますが、そのような存在も2:8の原則でなかろうかと勝手に思っています。

 

先に、技能実習制度の改善(改革?)を終えて、その後に招き入れるのが筋かと思います。

 

 

順序がおかしくないですか?