ベトナム製ワクチン開発が頓挫した思いがけぬ(?)理由
気づいた時には時遅し?それとも抗いようがなかったのか・・・
![ベトナム国産ワクチン(Covivac)、試験者不足で試験中止](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=492x1024:format=jpg/path/s8452fc157c51b408/image/i57f06694fe388bf0/version/1638454446/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%9B%BD%E7%94%A3%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3-covivac-%E8%A9%A6%E9%A8%93%E8%80%85%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%A7%E8%A9%A6%E9%A8%93%E4%B8%AD%E6%AD%A2.jpg)
<誤算>
「なるほどなぁ」と思いました。
日本でいう縦割り社会の弊害が、ベトナムでも起こったことに親近感を覚えます。
<被験者不足>
ベトナムにおけるワクチン接種は強制でこそありませんが、打たないと生活や仕事に支障をきたすレベルなので「本当は打ちたくないけれど仕方ないから」ワクチンを接種する人々も多いです。
そのような状況(≒ワクチンを打て)を作ったら、未接種×被験者になってもいいなんて超少数派を探すのは困難の極みです。
予め確保しておかねばならなかったですね。
確保される側も、それ相応の対価等がなければ引き受けぬでしょうが・・・。
そもそも開発チームの面々も、ベトナム製以外のワクチンを打たなねば活動に支障があったでしょうに、自らも被験者になれぬ状況かと察すると、この状況は開発チームはなら予測できたようにも思えます。
国内外を市場と捉えた中長期ビッグビジネス(になり得たかもしれない)の失敗が"気配りの欠如"だったという事例かもしれません。