人流が感染拡大の要因なのか、それとも足並み揃わないことが収束しない要因なのかが判明するかもしれない
明日から終日外出禁止令が発動されるホーチミンでは買い物客でごった返しているが、この日の新規感染者数大幅増は計画に織り込み済みなのだろうか?
![終日外出禁止2週間に備えて薬局の前に多くの人たちが集まっていました](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=481x1024:format=jpg/path/s8452fc157c51b408/image/idf9c3c7ea4d9b8a1/version/1629649557/%E7%B5%82%E6%97%A5%E5%A4%96%E5%87%BA%E7%A6%81%E6%AD%A22%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%AB%E5%82%99%E3%81%88%E3%81%A6%E8%96%AC%E5%B1%80%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%AB%E5%A4%9A%E3%81%8F%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E9%9B%86%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F.jpg)
今夜、日付が変わると同時に"終日外出禁止令"が発動されるホーチミンでは、食料品スーパーやコンビニ、薬局などは大賑わいです。
これまで外出を控えていた人たちもこの日ばかり仕方ないと買い物に来たのでしょう、(肌感覚としては)数日前の3~4倍の人たちが食料や薬などを求めて店の前で行列を作っています。
第四波におけるホーチミンの新規感染者数はいつがピークだったかというのは後で判明することですが、現時点で増加傾向または(ここ数日は)高止まりの状態かと思います。
<仮説-検証>
仮に、人流が感染拡大の要因だとします。
そうなると、本日の感染者はこれまでよりも飛躍して多いはずです。
また、この日に感染しても潜伏期間があると思うので、(個人差があるはずですが)約6日後に発症するとします。
潜伏期間中または発症してまもない時に、一緒に暮らしている家族やルームメイトは四六時中共に過ごしたわけですから、感染確率は高いはずです。
何人と同居していたかによりますが、数は2倍~10倍と幾何級数的に膨れ上がることになります。
それも一気に拡がるわけでなく、徐々にでしょうから数日~2週間ほどの期間中に・・・。
この仮説(人流が感染拡大の要因)が正しいと、個人的にも当事者として非常に残念ですが期日とした2週間(2021年9月6日)までに収まらず延長されることとなります。
一方、この仮説が正しくないことの立証は、本日(終日外出禁止令が発動される前日の買い物ラッシュ)が影響しなかったことになります。
そうなると、感染拡大は人流が要因でないとなり、抑止効果があるのは外出禁止という「物理的措置」ではなく、
人々の精神的な心持ちを変えることに効果があったという証明にならないでしょうか?
子供へ「悪いことをしたら刑務所に入れられてしまうよ」と脅す(教育する?)ように、
「みんなでコロナを収束させないとみんなが家から外に出れなくなるよ」みたいな。
本当に、ホントウに、ほんとうに、皆が一致団結して
「コロナを終息させよう」と一定期間、規律を遵守して行動すればワクチンに頼らずともコロナは無くせると思うのです。
(※その規律は生半可なものではありませんが、発生当初とは違い、コロナのことが判ってきた今であれば完全に制圧する方法を編み出せる人・チームがいるはずです。)
政府等の指針に反論や意義を唱え、反発する人がいるから足並みが揃わず、
規律の効果が薄れて間延びしたり、繰り返したり・・・。
やがて、最初は従っていた人たちも新たな反乱因子となってしまいます。
<ホーチミン実験?>
自分自身がホーチミン在住という立場なので、明日から不自由な生活が始まります。
先月、封鎖隔離生活を1か月以上体験して、ようやく釈放されたばかりなので、再び閉ざされた生活に戻ることに辟易しています。
ただし、これで(一向に好転しなかった新規感染者増加傾向が)終わるのか、終わらないのかについては興味があります。
同時に、この措置も効果がなかったとしたら、次はどんな策を講じてくるのだろうかと恐れ慄いています。
明日からスタートです。
乞うご期待。