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ベトナムでバスに乗るには視力の良さが求められる

ベトナムでバスに乗るには視力の良さが求められる

ベトナムの「バス」と「眼鏡」と「若者」のお話

遠くから来るバスの番号を見定めてバスに止まってもらおうとする若いベトナム人女性

<日本にいるベトナム人たちも条件付が多い>

 

20才の時に日本でせっせと通って自動車の運転免許を取りました。

 

初めて交付された運転免許証は"免許の条件等"に「眼鏡等」が記載されました。

 

当時、大学生だった自分は目が悪いと思い込んでいたのです。

 

実際、大教室の後ろの方に座ると黒板の文字が読めず、眼鏡をかけていました。

 

ところが、壊れたので眼鏡を買い替える際に改めて検査したところ、その眼鏡屋さんから「これだったら運転免許の条件付を外せる」と教えられ、衝撃を受けました。

 

運転免許証で「眼鏡等なし」で必要な視力は、両眼で0.7以上かつ片眼でそれぞれ0.3以上とのことです。

 

その時に計ったら両眼で1.2ぐらいありました。

そこそこ良い方だと思います。

 

大学のあの大教室の黒板の文字は普通の視力を持った人間では見えない大きさで書かれているのだとようやく気付きました。

 

そして、眼鏡は足りない視力を補うためでなく、望遠鏡代わりに使っていたのだと判明します。

 

大学4年間は眼鏡ないぬ望遠鏡を駆使して過ごしたのですが、社会人になってから眼鏡をかける機会が滅法減ります。

 

乱視が入っているので同じ場所を見続けていると眼精疲労を感じるので、映画等を観るときは眼鏡をかけます。

 

<ベトナム人の若者×眼鏡>

 

ベトナムに移住して、映画を観る機会もほとんどなくなったので、眼鏡をかけることがほぼなくなりました。

 

ただし、バスに乗る際に毎度「この時ばかりは眼鏡の助けを借りたい」と思います。

 

ベトナムのバスは、バス停に人がいても必ずしも停まるとは限りません。

 

日本のタクシーのように手を挙げて「乗ります」という振る舞いをしなくてはならないのです。

 

そして、そのバス停には複数のルートを走るバスがきて、バスに番号が振られていますが決して大きく表示されているわけではなく、

近づいては来るもののかなりの視力を求められているような気がします。

 

かつてベトナム人は視力が良いとされていましたが、

近年のベトナム人はメガネっ子が多いです。

 

そしてバスを利用するのは大学生・短期大学生などが多いです。

 

確かにスマホやゲームの普及により全体的に視力が落ちてしまったのかもしれませんが、

もしかしたら彼らも学校の大教室の黒板に書かれた文字が読めないとか、

バスの番号が読めないからという理由で眼鏡をかけているのかもしれません。