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ミャンマーのクーデターに関して日本が物申せる立場にあるというがミャンマーに限らず日本は軍事政権に対して何も言えないのではないか

出処:在ミャンマー日本大使館ホームページ
出処:在ミャンマー日本大使館ホームページ

テレビのコメンテーターや居酒屋で隣りに居合わせた日本人が「ミャンマーに対しては日本が(最も?)口出しできる立場にある」といったニュアンスの発言をしていたのを聞きました。

 

自分はミャンマーに行ったことがなく、国際政治学について勉強したこともないド素人です。

 

そのド素人の浅はかな考えだと思いながら、読んで頂きたいです。

 

日本政府が交渉する相手は「軍」なのです。

 

もし相手(軍)を怒らせたら戦争を仕掛けられるかもしれません。

 

その可能性は低いのでしょうがゼロではないはずです。

 

可能性がゼロでないのであれば、日本政府が最も避けなければならないのがそのことなはずです。

 

同盟国アメリカ軍の後ろ盾があるといっても、アメリカとて日本が勝手に仕出かしたことを代わり戦うことには難色を示すでしょうし、見捨てるやもしれません。代わって戦ってくれたとしても見返りは十二分に要求してくることでしょう。

 

となれば、日本がミャンマーと交渉する際に折衝があるのだとすれば、予めアメリカの了解を得ておかなければなりません。

 

それすら危うく、後にアメリカが「そんな話は聞いていない」と言った言わないの水掛け論となったり、「それ程とは思わなかった」という程度の違いで駄々をこねられたら、守ってもらわなくてはならない日本は何も言い返せません。

 

従って、日本は今のミャンマーや軍事政権の国に対しては、自力では相手の機嫌を損ねぬ範囲内での話し合いしかできず、敏感な話題に関してアメリカの意のままに動く使いっぱしりにしかなれないのではないかと思うのです。

 

あくまでもド素人の安易な発想であって、自衛隊の防衛力を持ってすれば恐れるに足りないのかもしれません。