エンジニアとして再び働きたいベトナム人元技能実習生Lさんから相談を受けました。
詳しくはこちら。
Lさんは技能実習生の時は、表向きは「とび職」の職種でしたが実際は解体の仕事をしていたそうです。
その会社にとっては、3期生にあたるのですが、1期生・2期生の半数が失踪したそうです。
そして、3期生の中ではLさんだけが残り他の同期も失踪したそうです。
その後、4期生も加わりましたが、またもや失踪したとのことです。
全員が失踪するわけではなく半数だと言います。
失踪率50%
なぜこれほど失踪率の高い会社が次々と受け入れることが出来ているのかが不思議です。
「失踪原因が企業側になければ責任は及ばない」と訊いたことがあります。
確かに残業代などはきちんと支給されていたそうです。
けれど、「解体」は現行の技能実習制度においてはNGな職種です。
調査の怠慢が垣間見られます。
「なぜLさんは失踪しなかったのですか?」と尋ねると、会社の日本人スタッフから「お前たちも逃げるんだろ?」と言われたそうで、それが悔しくて絶対に失踪しないと決め、実際にやりのけました。
だから、エンジニアへの道も拓けた。
前の仕事がすっごくきつかったので、それと同等以下なら耐えられると言ってました。
根性があるLさん。
おおらかで優しい人でした。