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ハノイ出張中に出会った日本の福祉大学で介護を学んだベトナム人元留学生との会話は「介護の仕事は嫌でした」だった


2021年3月20日時点のノイバイ空港到着ゲート周辺の様子

<再び市中感染はほぼ収束したベトナム国内での空路移動>

 

ベトナム国内における新型コロナウイルス第3波(第4波?)は再びほぼ収束され、ホーチミン-ハノイ間の往来も従来通りできるようになりました。

 

仕事の用件があったので、約2か月ぶりにハノイを訪れました。

 

空港での前回までとの違いは、チェックインのときに健康状態を報告するサイトで今の健康状態やどの便でどこに行くということを申告しなてくはならないことです。

 

前々回かその前もその申告サイトはあったのですが、それに比べると打ち込む情報量が増えたことと、1度やったもののそれ以降は促されなかったので廃止になったのかと思いましたが、再び復活しており、半強制的のように全員が打ち込んでいたためチャックインカウンターは混雑していました。

 

自分もその場で教わりながら入力し、申告後にQRコードが出てくるので、それをスクリーンショットで記録しろというので、その通りに行ないました。

 

きちんとやったことをどこかでチェックされるのかと思いきや、それはありません。

 

正しい情報を入力してしまったため、同乗者に感染者が現れた場合、面倒なことになるな・・・とは思いました。

 

<2カ月ぶりに戻って来たハノイのいつもの定宿>

 

おめでた続きのホテルだったため、かつての受付係たちは産休・育休に入ったようで、見覚えのないスタッフさんたちに代わっていました。

 

そのうちの1人は今日が勤務初日らしく、どうやら日本からベトナムに戻ってきたばかりだそうです。

 

年齢や見た目(雰囲気)、日本語レベルなどですかさず「(留学生だろう・・・)」と判断し、

「何県の何という大学だったのですか?」と尋ねると、当たっていました。

 

大阪の福祉大学だったそうです。

 

大学を卒業して、コロナの影響もあって一旦、ベトナムに戻って来たそうです。

 

「コロナが世界的に終息したら日本に戻るのですか?」と尋ねたら、日本に戻るかもしれないし、ベトナムにある日本の会社で働くかもしれないとのことでした。

 

けれど、介護の仕事は嫌とのことでした。

 

「介護の何が嫌だったのですか?」と尋ねると、おむつ替えだそうです。

 

学校での練習では大丈夫だったけど、実習先で実務で行った時に、

この仕事は自分に向いていないと思ったそうです。

 

「入学する前に想像はついたのではないですか?」と、回答はだいたい予想できる質問をしたのですが、

やはり入学前にはそこまで具体的な想像ができていなかったようです。

 

"介護の仕事がしたい!"という強い気持ちを持って日本の大学に入学するベトナム人はゼロではないでしょうが、少数派かと思います。

特にやりたい仕事もなく、頑張って勉強してきたわけでもないが、日本には居続けたいというベトナム人留学生が、入りやすい福祉大学に進学していくのだろうと推測します。

 

彼女が典型的な例かと思います。