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ベトナム語で「眠い」は二手に分かれて、結果的に北部と南部の仲の悪さに結びつく

Ngái ngủ
Ngái ngủ

ホーチミンの喫茶店にいる時にうとうとしてきたので、たまたまメッセージが来た相手(ベトナム人)に今の状況を伝えるために、Google翻訳でベトナム語を調べて送りました。

 

そしたら、以下のような返事がきました。

 

Ngái ngủ: dùng trong trường hợp sau khi mày thức dậy

Buồn ngủ: dùng trong trường hợp mày muốn đi ngủ

どうやら「Ngái ngủ」というのは寝起きで寝足りないときの"眠い"で、「Buồn ngủ」はこれから寝たいというときの"眠い"なのだそうです。

 

「眠い」が2種類あることに驚きました。

(少し眠気もさめました。)

 

その日の夕方、そのやりとりをホーチミン在住のベトナム人の友人に話したら「Ngái ngủ」という言葉を初めてきいたそうです。

辞書で調べたと言ってました。

 

「Buồn ngủ」しか使わないとのことです。

 

最初に教えてくれたのはハノイ出身者だったので、ハノイの表現なのだろう・・・ということで落ち着きました。

 

北部・中部・南部ではベトナム語の表現が違うことは広く知られた話です。

 

なので、別のハノイ在住ベトナム人にこの一連の話をしたところ、

「(南部の人はNgái ngủを知らないなんて)ベトナム人ではない」と小馬鹿にした返しでした。

 

北部の人が南部の人を見下しているというのもよく耳にします。

 

なるほど。

 

こういうやりとりが度々繰り広げられるから、未だに北部と南部は仲が悪いのだろうなーと思いました。