すっかり浸透した闇営業
ホーチミンでは営業停止命令が出ていても元気に営業中
<コロナ特需は店内を隠すカーテンか>
新型コロナウイルスがホーチミンで再発生したことで、再びカラオケ店やバー・映画館・マッサージ店などは営業停止命令を受けております。
日本と違って「要請」ではなく「命令」なので、違反すると処罰を受けることになります。
けれど、日本と違って休業しても補償があるわけではないので(何かを補償するという記事を読んだのですが、対象や受け取り方法は不明なままです。)、支払い家賃やスタッフたちの給料などをもろもろ鑑みると、ダメと解っていても営業するという選択をしたお店がほとんどです。
前回の社会的隔離措置が発動されたとき、政府との関係が深いであろう老舗カラオケ店は「うちはレストラン」と言い張って、かなり堂々と営業を続けていたのですが、当局のガサ入れに屈し、多額の罰金を払わされたとかで翌日から営業を停めたそうです。
なので、今回は扉に南京錠をかけて表向きは閉めていました。
たまたま通りかかった時に鍵をかけている支配人に出くわしたので訊いてみると、
待機はしていないけれど、電話で予約してくれれば開けると言っていました。
完全予約制闇営業に切り替えたそうです。
一方、カウンターバーはスタッフたちがひっそりと待機しています。
彼女らの言い分としては、自分たちはここに住んでいるので(それは本当)、
友達と一緒にお酒を飲んでいるだけだとのことです。
(※タイはそれもダメなようですが、ベトナムでは飲み会OKです。ただし、人数制限があります。)
子供じみた言い訳であって、当局はそれを許さないでしょうが、
小さいお店なのでガサ入れの対象にならず、バレずに済むかもしれません。
1つ気になったのは、クレジットーカードの支払い履歴はきちんと残るわけで、
これはどう言い訳するのだろうか・・・?
闇営業ぶりがまだまだ甘いようです。