ベトナム人技能実習生の妊娠について
~ 当事者 × その家族 ~
< ベトナム人女性の両親 × 娘の妊娠 >
大事な娘を嫁がせて、娘から笑顔で「子供を授かった」という報告があったら、親として大喜びする出来事だと思います。
(※意見は色々あるでしょうがこの場合は一般的であろう見解です。)
ベトナム人技能実習生の大多数は、お金を稼ぐために日本へ行っています。
(※未だに国際貢献や技術移転だと言っているのは、そういわざるを得ない立場の人たちだけで少数派であり、彼らとて本音では違うと解っているかと思います。)
技能実習生として日本へ送り出した娘が技能実習期間中に子供が出来たので帰国してきたとき、親の心境はどうなのかと考えました。
< 技能実習生 × 技能実習制度運営 >
日本人がベトナム人と関わるほど、技能実習生およびその関係者との付き合いが多々生まれます。
ベトナムの技能実習生送り出し機関で勤めている友人も複数います。
日本の監理団体で勤めているベトナム人も複数います。
「最近起こった問題」というテーマで雑談すると、
- 失踪
- 万引き、盗難
- 妊娠
が上位に挙げられます。
日本人男性社員によるベトナム人女性用風呂の盗撮事件というのもありました。
警察沙汰やOTITに通報すると企業側が責任を取らされて受入れ禁止になってしまうので、被害に遭ったベトナム人女性たちは職を失うという二重の被害に遭います。
だから、その日本人を解雇するという措置で留めたそうです。
穿った見方をするとそこに付け込んだ常習犯だという可能性もあります。
妊娠については、人権を守る会みたいな方たちは産休・育休を取らせるべきと言いますが、
実際には多くの実習生が帰国を余儀なくされています。
受入れ企業や監理団体の立場となってかかる費用と労力を負担しなければならないとなると「本人の希望を適えてやれる企業は少ない」というのは察しがつくかと思います。
妊娠させた男性は、同じベトナム人技能実習生というケースが多いそうです。
(※近所に住んでいる者同士で仲良くなるので、会社が違かったり、監理する組合が別々の場合も多々あります。)
男性側の責任は日本国内においてはほぼなしです。
技能実習を続けられます。
< 妊娠した娘の家族 × 妊娠させた息子の家族 inベトナム >
あとは、どうベトナム国内で解決させるかですが、(あくまでも個人的見解であり、どれだけの意気込みと覚悟で臨むかによると思いますが)娘さん側家族の泣き寝入りで終わるのではないかと思います。
数年前はともかく、この時期に技能実習生として送り出すベトナム側にお金持ちや有力者は皆無です。
いたとしても、ごくごくごく少数派です。
お互いにお金を工面して技能実習生として送り出した"妊娠した娘"or"妊娠させた息子"ですから、交渉難航または決裂することが容易に想像できます。
本気で愛し合っていて授かった子供ならば、
結婚して、責任を取るというやり方もあると思いますが、
問題はお金です。
その男性は、本人の借金+妻の借金も抱えることになります。
その他、養育費、生活費など・・・。
実際はわかりませんが、逃げる無責任野郎が多い気がします・・・。
ベトナムの家族間でどんなやりとりがなされるのかは送り出し機関も監理団体も関与しないようです。