麺屋の牛備の牛骨辛ネギ味噌ラーメン
美味しいけれどおいしそうな写真が撮れない
<ターゲットとなる顧客の年齢>
日本から観光客が来れない中で現在ホーチミンにいる日本人を区分けすると、ダントツでM2層 (35歳~49歳の男性)と呼ばれるいわば「中年男性」が多いはずです。
次いで、M1層 (20歳~34歳の男性)かM3層 (50歳以上の男性)のどちらかかと思いますが、資金力はM3層が有利でしょうし、食欲ならM1層に対抗できるのはT層 (男女13歳~19歳)でしょうがホーチミンには少ないです。
そうなると、外食産業は「中年男性」をターゲットしたお店・サービスが王道であるはずなのですが、麺屋の牛備さんは一風変えてきたような気がします。
<大盛りも替え玉もない>
客単価を上げるには麺増量や替え玉があった方がよいと思うのですが、麺屋の牛備さんにはそれがありません。
ただし、ライスや餃子もありますし、アラカルト(?)は他にも数種類用意されています。ラーメンで満たされぬ分を他の料理で補うのであれば、大盛りよりも客単価を上げることはできることになります。
けれど、自分がそうなのですが「好きなものをおなかいっぱい食べたい」のです。
なので、「ラーメン+ごはん」または「ラーメン+餃子」という注文の仕方が好きでありません。
※自分が好きでないだけで決して否定しているわけではありません。
なので、このような中年男性の場合、麺屋の牛備さんは満たされないので敬遠がちになります。
一方、少しずついろいろな者を食べるのを好むと言われている日本人女性や大盛り・替え玉はいやしさが出るのでダサいと考えるベトナム人や他の外国人を麺屋の牛備さんはメインターゲットと捉えているのかもしれません。
日本人中年男性をメインターゲットとしないビジネスコンセプトは勇気のいる決断ですが、
最初(?)にそれで成功したのは4Psさんだと思うので前例はあります。
これまでに食べた「牛骨塩チャーシューラーメン」「牛骨辛味噌閻魔ラーメン」は写真映えしたりパフォーマンス性の高い品々でした。
さすがだなーと思いました。
ところが、今回食べた牛骨ネギ味噌ラーメンはいたってシンプル。
そして、辛ネギ、スープ、器、テーブルの色がすべて暖色・同系色なので、
おいしそうな写真を撮るのが難しくて断念してしまいました。
味はおいしかったのですが、量に物足らなさを感じるので残念です。