![今治タオル製造をめぐるベトナム人技能実習生とのトラブル](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s8452fc157c51b408/image/icbbd4302507ba46a/version/1605543456/%E4%BB%8A%E6%B2%BB%E3%82%BF%E3%82%AA%E3%83%AB%E8%A3%BD%E9%80%A0%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E4%BA%BA%E6%8A%80%E8%83%BD%E5%AE%9F%E7%BF%92%E7%94%9F%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB.jpg)
以前、NHKで放送された番組で技能実習生たちに起こっている現状が報道され物議を醸し、それが今治タオルを製造しているメーカーが関わっていて、技能実習生の人権を守る会みたいな人らがSNS等で白熱していたことがあります。
ある人は、真相を確かめようと行政庁に対して情報開示請求をしたそうですが、却下されたようです。
そういった議論が巻き起こっていたことは知っているのですが、
自分は日本のテレビが見られない環境なので、その番組を未だに見ていません。
けれど、なんとなく想像がつきます。
おそらく残業代の未払いや過酷な労働・生活環境が報じられたのではないかと・・・。
今まで何度も助けを求めたが受入れ企業の技能実習責任者・技能実習指導員・生活指導員はもちろん、
選任監理団体も送り出し機関も対応してくれないとか・・・。
(※あくまで想像です。)
事の真相はともかく、この件によって「今治タオル」のブランディングに悪影響を与えたはずです。
![日本人街では日本語ができるベトナム人が大勢働いています](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=495x1024:format=jpg/path/s8452fc157c51b408/image/id6006545a2f38a98/version/1605580270/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E8%A1%97%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%8B%A2%E5%83%8D%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99.jpg)
ベトナムで生活していて「この仕事は在留資格が取れるだろうか、否か」という頭の体操を行なっているのですが、もう1つあります。
ベトナム国内で、日本語を話せるベトナム人と接する機会があると、この方の日本語ができる背景を当てようとします。
その場の状況(会社や工場であったのか、飲食店であったのか)
日本語レベル
年齢
などから推測します。
日本語ができる人たちは「日本に行ったことがある」「日本へ行ったことがない」に二分されます。
日本へ行ったことがある場合は、
① 技能実習生
② 留学生
③ インターンシップ
④ エンジニア
⑤ 配偶者や恋人が日本人
の順に多いです。
日本へ行ったことがない場合は、
⑥ 日系の会社やお店、または日本人がよく訪れる場所で働いてベトナムの日本語センター等または独学で勉強した
⑦ これから日本へ留学や仕事に行くので勉強している
⑧ 配偶者や恋人が日本人
といった順に多いです。
これだけでなく「⑨その他」があるのですが、その他が最も話が盛り上がったりします。
しっかり数を計ってるわけではないのですが、だいたい確率8割ぐらいで当てられるようになりました。
(ほとんどが技能実習生OB/OGなのですが・・・)
先ほど訪れたラーメン店のスタッフさんへもこのやりとりをさせてもらいました。
(仕事の邪魔をせぬよう心がけています。)
自分「あなたはどうして日本語ができるのですか?」
スタッフさん「私は日本語が少し話せます。」
なぜか、この質問にこう答える人たちが多いです。
自分「日本へ行ったことがあるのですか?」
スタッフさん「はい。私は日本の今治にいました。」
自分「技能実習生ですか?」
スタッフさん「はい。」
自分「タオルを作る会社ですか?」
スタッフさん「はい。」
大丈夫でしたか!??
スタッフさんからしてみたら「(何が大丈夫なのだ?)」という言葉足らずを反省して、説明を足しました。
そのスタッフさんの会社は、仕事は大変だったけれど残業代はきちんと支払われていたとのことでした。
「また日本へ行きたいと思いますか?」という質問に、彼女は「はい」と答えたので、
良かったなと思います。
この最後の質問に対して「いいえ。(もう懲り懲りです。)」という回答が徐々に増えているような気がします。
日本ブランドが劣化しているように思えます。