ホーチミンにある日系中華料理店内で食後、ボーっと厨房を眺めていたら、店長さんが仕込みを始めました。
一般家庭にあるまな板では収まりきらないほど大きな豚肉の塊が出てきて、
ふと「あれはオスなのだろうか?メスなのだろうか?」という疑問が浮かびます。
仕込みを終えた店長さんが話しかけに来てくれたので、先ほどの疑問を尋ねてみました。
すると、仕入れ先の業者へは注文時に指定したこともなければ、気にしたこともないのだそうです・・・。
言われて初めて気づいたそうです。
一般庶民である自分が日常の中で触れる豚肉はスライスされていたり、細切れになっているものなので区別がつきませんが、あれだけの厚みのある豚肉を毎日触っていたらオスなのかメスなのか判別できるようになるかと思いきや、店長さんはまったくわからないとのことでした。
けれど、そんな店長さんも「なんとなくメスの方がおいしそうだ」といっていましたし、店長さんが漫画"美味しんぼ”を読んだ記憶では、海原雄山と山岡士郎との「牛肉」勝負において、海原雄山が山岡士郎を打ち負かし、放ったセリフは「お前の選んだ牛はオスで、私はメスを選んだのだ」(※あくまで店長さんの記憶上なので実際のセリフではありません。)とのことです。
以前、福岡県で焼肉店を経営している方(福岡ソフトバンクホークスの祝賀会・壮行会などにも使われるようなご当地の有名店)に教えてもらったのは、乳牛のオスは"和牛"として売られていくのだそうで、牛肉はオスの方が多く流通しているそうです。
その話を踏まえた上で、ホーチミンの中華料理店の店主さんと「豚はそのようなことがないので、豚肉においては雄雌混在なのではないか」と二人で話してみたものの精肉においてはどちらも無知過ぎて結論は出ず・・・
豚は太らせてなんぼの世界のようですし、運動するイメージもないですから肉質(筋肉?)におけるオスの硬さや雌の柔らかさの違いがあまりでないのかもしれません。
もし、ご存知でしたら自分と店長さんにいろいろ教えてください。