日本では美容室や理髪店が休業要請の対象から外れたようですが、ベトナムは映画館やマッサージ店と並んで真っ先に営業停止命令を受けました。
自分は短髪でして、ベトナムの床屋は60,000VND(約300円)ほどで切ってもらえるので2~3週間に1度ぐらいのペースで切っていました。
そのような日々を5年間ほど過ごしてきた中で、今回、1か月半以上髪を切れなかったので、自分の髪が伸びるとどういう姿になるのかという発見になりました。
髪が立つタイプのようなので、側面の髪は横に向けて立つので、マリモとサボテンを足して2で割ったように、モサッとした頭になっていました。
汗っかきなので、汗で髪が濡れた状態が続くというのも久しぶりでしたし、不快でした。
なので、新型コロナウイルスがベトナム国内で終息して全面解禁になった時、真っ先に行きたいのは床屋だと考えておりました。
そのような中で、買い物を終えて部屋に戻る途中で、アパートの共同バルコニーで大家さんの旦那さんが髪を切っている様子が見えました。
出張サービスをお願いしたのだとすぐに気づきました。
飲食店もそうなのですが店内での食事はNGですが、
テイクアウトやデリバリーはOKなのです。
うらやましいなと思い、私もお願いしようかと考えたのですが、
彼の髪形は長髪とは言えませんが、ハサミですべて処理するぐらいの長さです。
自分はバリカンで刈り上げてほしいので、無理かなと思い、部屋に戻りました。
しばらくすると、散髪を終えた大家さんのダンナさんが声をかけてくれて、
折角だからとお願いすることにしました。
(ハサミでも今より短くなるのならいいかなと・・・)
先約がいたようで、彼が終わった後の順番だと話してくれて、
覗いていると、初老の欧米人がバリカンで刈り上げられている最中でした。
彼のためにバリカンも用意されていたのです。
ラッキーでした。
自分の順番が回ってきて、
鏡越しでない状態で髪を切ってもらうのは大人になって初めてだな・・・と思いながら、
刈って、切ってもらいました。
仕上がりはいつも行っている近所の散髪屋よりも上手なほどです。
100,000VND(約500円)でした。
願望が叶い、貴重な体験もすることができて、
大満足です。