日産自動車の窮地に、当時では珍しかった外国人プロ経営者の招致による立て直しで、当時大学生だった自分は大学の授業でお手本として聞かされていました。
それから20年経ち、大学の教授が「彼は英雄だ」と尊敬と敬意を持って教えられた存在は、容疑者となり逃亡者となりました。
真実も真相も知る由はないですが、
個人的には日産は恩を仇で返したという印象を受けます。
もちろん、もしかするとC氏は目に余る傍若無人の振る舞いがあって、会社のことを思うのなら、告発すべき事態だったのかもしれません。
けれど、世界に名を轟かす日産自動車なら、もっと上手に処理すべきだった事象かと思います。
今や完全に対立構造ができてしまい、日産自動車に対して不信感を抱く人々がいます。
やり方が上手ではありませんでした。
そこに追い打ちをかけたのが「新型コロナウイルス騒動」という世界大不況の火種です。
日産自動車の商品を買う理由がより一段と乏しくなりました。
そして、この苦境を立て直そうとする外部からのツワモノは、日産自動車に現れづらい状況です。
(社内で育ったのなら、それはC氏の成果として認められるべき事由です。)
外部から招聘したプロ経営者がスーパーアクションヒーローであるほど、
今の日産では標的にされかねません。
***********************************************
もし自分がコンサルティングする立場にあるのなら、
C氏に対する全面的な謝罪。
そして、立て直しをC氏の息のかかった人たちを巻き込んで行うことと考えます。
C氏はビジネスマンなので、個人的不快や不満はあれど、将来を見越す決断ができると思います。
プロですから。
そうすれば(新型コロナウイルス禍はさておき)C氏騒動が起こる前の状態には戻ります。
妙なプライドと疑心暗鬼が蔓延っているのは日産側かと想像します。
そのうち中華系企業による買収話が浮上するのでは・・・?(憶測です。)
NISSANの新車が「60~70%OFF」の価格で買えるとなれば、買いたいと思う人は多いと思います。
日産自動車株式会社の株価は1年前と比べてそれにあたります。