隔離生活初日(つづき)

検査チームがホテルにやってきた時の様子

展開が早いのか、遅いのか・・・。

 

突如としてホテル内で14日間の隔離措置を伝えられたのが昨日です。

 

自分は観念していたのですが、ホテル側は諦めていませんでした。

 

今朝、ホテルのマネジャーが警察に直談判してくれることになりました。

 

「がんばってください!」と声援を送りました。

 

午前中、内線電話がかかってきます。

 

「すみません・・・」

 

ベトナム人たちはそういう教育を受けているため、電話ではこういう切り出し方で話すことは解っているのですが、たどたどしい話し方なので次の内容が切り出されるまで悪い報告をイメージしてしまいます。

 

続き

「マネジャーが警察に行きました。OKだったのですが、検査をしたいとのことで、ホテルに来ています。」

 

自分「今ですか?」

スタッフさん「はい、そうです。」

 

電話を置いて、階段を下りてフロントに行くと、検査はそれぞれに部屋で行うので、部屋で待っていてほしいと伝えらます。

 

わかりました、と自分の部屋に戻ります。

 

けれど、緊張しながら10分ほど待っていたのですがなかなか来ません・・・。

 

今回の部屋は通路側で、テラスがあったので、

テラスに出て、下を見ました。

 

確かに防護服に身を包んだ方たちと、白衣を着ている人たちが何やら話し合っています。

「一番大きな声を出して指示を出している人が医師なんだろうな」と察しがつきます。

 

ずっと見ていたのですが、ホテルのマネージャーが彼らに呼び出されて何か話しているのでいよいよ始めるのかとドキドキしていると、

医療班チームは全員が車に乗り込んで20~30m先の別のアパートに移動して、またそこで何やらごそごそし始めました。

戻ってくるのかとも思ったのですが、

わざわざ行って戻る理由が何があるのか・・・?

 

再びフロントまで降りていき、

マネジャーさんに尋ねたところ、

医師の判断で自分は検査対象から外されたとのことでした。

 

 

それがめでたいことなのか、そうでないのか、

中途半端な結果になりました。

 

警察から医療班に渡されていたリストには自分の名前が入っていたそうです。

 

なので、警察は「検査しろ」という指示、

医師は「検査はいらない」という判断。

 

この連携がうまく取れていればいいのですが、

それがうまくできていないのがベトナムなのです。

 

なんせ警察の指示を医師は無視したのですから・・・

 

検査して、陰性だった、隔離措置解除!

となればすんなり行ったのですが、

再び宙ぶらりんの状態となっています。

 

ホテルのマネジャーさんも困ってしまっていて、

再び警察に確認することに・・・。

 

さらなる問題は、

空港では隔離措置対象者、非対象者、隔離措置解除の情報が早急かつ正確に伝わっているのか???

 

結論出ぬまま陽が暮れてきたので

翌日に持ち越しのようです。