福岡の雄・暖暮さんの進出から始まったホーチミンにおける本格的豚骨ラーメン戦争は、世界の一風堂さんの参戦で激化し、熾烈な覇権争いを繰り広げています。
一時期、雨後の筍のようにこの界隈でラーメン屋が乱立しましたが、淘汰が進みゆく中で、この頃は個人商店レベルの出店がなくなってきたと感じています。
そのような中で、一号店の立地場所での失敗を取り戻すように関東の豚骨ラーメンの雄・豚骨一燈さんが日本人街に2号店を設けようとしています。
日本人街区域ではあるのですが、場所がいまいちです。
一風堂さんの2号店よりも先に場所を抑えていた様子が見受けられましたが、未だ工事中です。
コアなラーメン好きに対しては豚骨一燈の日本での「食べログ」推しが通じるのでしょうが、今やこの地域はベトナム人や台湾・韓国客を取り込めないと勝算は薄いとされています。
当然、彼らは食べログを知りません。
太麺のつけ麺は、とみだやさんと競合していますが、外国人ウケは良くないような気がします。
細麺の豚骨ラーメンなら、知名度は圧倒的に一風堂さんが上です。
ベトナム進出および展開におけるパートナー選びに失敗しているような気がします。