
阪神・淡路大震災で阪神高速道路の倒壊は大阪万博に間に合わすための「突貫工事」が原因ではないか、という説が紹介されていました。
過去のことは検証できますが、未来のことを予測・推測・心配すると東京オリンピックは突貫工事ではないのか?
中国の時も、ブラジルの時も懸念されたのは"建設工事は間に合うのか?"
どちらも騒がれましたが結果的には、間に合ったようです。
日本からその"間に合うのか?"の報道を見ていて「ルーズそうな国だからなぁ」としか思っていませんでしたが、東京(及び周辺県&札幌?)オリンピックにおいても、これだけ人手不足で各企業が苦心している最中で、どうやって人員を集めているのか心配になります。
おそらく公共入札案件が多いでしょうから、予算は決まっているはず。
なので、計画になかった人手を集めるための労務費・人件費を増やしていたら赤字になってしまいます。
実際、連日連夜の残業・休日出勤で追い込まれて不幸な結果になった方がいたと報道されていました。
その上、台風などの天災、技能実習生たちの失踪問題、働き方改革…
これは、さすがに予測できなかったでしょうから、どうしているのか心配になります。
オリンピックのための建設が最優先で、その他は後回しにしてよいという規定があるのならともかく、
ふつうに考えると、想定外のことが起きているので、人道的配慮と建設物の安全性を担保する上で、
オリンピックの開催日を変更するという話題が出てきてもおかしくないはずです。
それが許されないのならば、AIでは及ばぬ人間の底力を発揮した
「突貫工事」
そうなっているのではないか…?
酷を強いる復興五輪か。